非日常的な空間体験を堪能したいというオーダーに応え、連続する曲面の壁で構成した別荘建築です。一筆書きのように連続する二重壁が様々な効果を発揮しています。
・収納・階段・浴室・キッチンなど様々な機能を二重壁の間に配置しています。そのためリビングルームやベッドルームをすっきりとした空間として確保できます。
・構造強度の向上。耐風圧性能が向上し、木造でありながら天井の高い大空間を実現しています。
・二重壁を貫通する開口部から見える壁の厚さによって、厚い壁に包まれている安心感・防音性が得られました。
・隣地や前面道路からの視線を柔軟にコントロールしています。
オリジナル調合の甘い焦げ茶色に染色された杉板が連続する壁と、二重壁を貫通する明るいシナベニヤの仕上げのコントラストも特徴です。