遠方に北アルプスの山々が連なる眺望が開ける敷地のなかで、建築物だけではなく、周辺の環境も含めてデザインしました。
北アルプスの眺望に向けて、ガラス面が22m連続するファサードとしました。床レベル・外部の庭レベルが上下するのに合わせて、掃出し窓、腰窓、地窓など多様な窓面ができています。外壁の仕上げは、耐久性の高い「米杉」仕上げです。
室内は、この土地からでた土を使った土壁、杉板の多面体の天井など、自然由来の素材をふんだんに使いました。
土地の傾斜・高低、植栽、といったランドスケープ、遠景の手前にある庭のつくり。それらと、建築空間を関係づけ、敷地周辺一帯で良質な生活空間となるように心がけました。
「第7回木の建築賞」にて「木の住宅賞」受賞。(2010年)
「第43回中部建築賞」入選。(2011年)
子供と一緒に楽しく暮らしています。